こんばんは、岡野です。
さて、この度高崎の中村染工場さんにお願いをして、
Wandervogelのオリジナルのてぬぐいを作りました。
中村染工場さん、ご存知の方も多いかと思いますが、
群馬県唯一の注染手拭いを作っている工場です。
今回、Wandervogelの手拭いを作るところを見学させていただきました。
皆様は手拭いって、どうやって染められているかご存知ですか?
中村染工場さんは、注染という技法で染めているそうです。
注染とは、染料を注いで染める技法なのですが、
一枚の布に糊付けをして染めるのですが、
1枚1枚手作業で行なっていました。
これが糊です。
絵柄を切り抜いた型紙を生地に当てて、糊付けをします。
1枚1枚塗っていきます。
糊の付いていない部分を染めていきます。
関さんもやってみなよ!ということで、店長も挑戦・・・
簡単そうに見えたのですが、やってみるととてもむずかしかったみたいです。
こんな風に、2往復くらいしても全然糊が付いていませんでした。
これを何枚も何十枚も塗っていくのは大変なことですね。
この作業で仕上がりが大きく決まるそうですよ。
糊が付きました。次の工程です。
ここから染めていきます。
まず、色が混ざらないように土手を作ります。
Wandervogelの手拭いは1色なので大きく土手を作っていますが、
何色かある場合は1つ1つ土手で囲っていくそうです。
注ぎ口の細い薬缶で染料を注ぎます。
この注ぐ作業から、「注染」と呼ばれるようになったそうです。
注いだら、下からコンプレッサーで吸引します。
裏返して繰り返します。
これで、上から下まで染料が染み込むんだそうです。
はがしてみると・・・染まっています!
ちょっと感動してしまいました。
そして、今度は糊を洗います。
手で伸ばしながら機械にかけます。
すごい勢いでジャブジャブ洗っていきます。
だいぶ糊が取れて来ました。
糊が取れました。きれいに染まっています。
30枚の手拭いが繋がっている状態なのでとても長いです。
これを手たぐり寄せていきます。
ここでもレクチャーを受け、店長が挑戦。
これも簡単そうに見えて大変みたいでした。
よいしょよいしょと言いながらの作業となりました。
そして、最後に脱水機にかけ、乾かして完成です。
こうして、Wandervogelオリジナルの手拭いが完成しました!
工場に見学に行ったことで、どうやって作られているのか、
それから、出来上がっていく過程を見ることができたので、
出来上がって来た時はとてもうれしかったです。
あれだけの工程を経て、この手拭いが出来たんだな〜と感慨深いです。
Wandervogelでは、「ハンカチてぬぐい」として販売します。
手拭いは使い込むうちに柔らかくなっていきます。
ちなみに、私は中村染工場さんで染めたぐんまちゃん手拭いを愛用中です。
手拭いは吸水性もいいし、すぐ乾くので大活躍です。
Wandervogelオリジナルのハンカチてぬぐい、
ぜひ永く、お使いいただけたらうれしいです。
ハンカチてぬぐい ¥1,080-